ガートナー ジャパン
メインメニュー ホーム リサーチ コンサルティング ベンチマーク エグゼクティブ プログラム イベント 会社情報 メインメニュー
PUBLIC RELATION
ホーム2017年 プレス・リリース −ガートナー、世界のCIO 3,000人以上のサーベイ結果を発表

参考資料 【海外発プレスリリース】 本資料は、ガートナーが発信したプレスリリースを一部編集して、和訳したものです。 本資料の原文を含めガートナーの発信したリリースはすべて以下でご覧いただけます。
http://www.gartner.com/newsroom/


2017年10月17日
ガートナー ジャパン株式会社
広報室

ガートナー、世界のCIO 3,000人以上のサーベイ結果を発表
最高情報責任者の役割が変化しつつあることが明らかに

『Gartner Symposium/ITxpo 2017』において、ガートナーのアナリストが
2018年のCIOアジェンダを分析

米国フロリダ州オーランド発 − 2017年10月2日 − デジタル化および技術革新によって、CIOの職務は本質的に変化しつつあります。先進企業がデジタル・ビジネスを急速に拡大している中、後れを取りたくないと考えているCIOにとって、今年の残りと2018年はその後を決定付ける重要な期間になります。ガートナーが世界のCIOを対象に毎年実施しているサーベイの結果から、CIOの役割がIT部門のエグゼクティブからビジネス・エグゼクティブへ、コストとエンジニアリング・プロセスの管理から収益とデータ探索の促進へと移行しつつあることが明らかになりました。

ガートナーのアナリストは、このサーベイで明らかになった結果を、米国フロリダ州オーランドで10月1日から5日に開催した『Gartner Symposium/ITxpo 2017』において発表しました。2018年のガートナーCIOアジェンダ・サーベイでは、世界98カ国のあらゆる主要業種より過去最高となる3,160人のCIOから回答を得ました。回答したCIOが所属する企業・機関の収益/公共分野の予算はおよそ13兆米ドル、IT予算の総額は2,770億米ドルに達します。本サーベイでは、回答者をデジタル化における先進企業、平均的企業、遅れた企業に分類しています。

サーベイ結果ではCIOの95%が、デジタル化によってCIOの職務が変化または大きく変革されると考えていることが明らかになっています。世界クラスのITデリバリ管理はCIOにとって従来の職務ですが、この職務がCIOの時間に占める割合はますます少なくなるでしょう。回答者は、CIOの職務における2つの最大の変革は、まず変化のリーダーになること、続けて今以上に大きく幅広い責任と能力を担うようになることであると回答しています。CIOの職務が従来のITのデリバリを越えてビジネスの他の分野 (イノベーションの管理や能力開発など) に広がることは避けられません。

ガートナーのバイス プレジデント 兼 最上級アナリストのアンディ・ラウゼル・ジョーンズ (Andy Rowsell-Jones) は次のように述べています。「デジタル・ビジネスが広がり、インテリジェント・マシンや高度なアナリティクスなどの破壊的テクノロジが普及するにつれて、CIOの役割は成長・発展しなければなりません。CIOにとってITのデリバリは依然として職務の一部ですが、これまで以上に幅広いビジネス目標を達成することが、いっそう重視されるようになっています」

トレンドへの対応

本サーベイではCIOの大多数が、テクノロジのトレンド、特にサイバーセキュリティと人工知能 (AI) によって、近い将来CIOの職務が大きく変化するであろうと述べています。サイバーセキュリティは2018年も引き続きグローバル規模の脅威であり続け、95%のCIOがサイバーセキュリティの脅威が高まり、自社に影響を与えるであろうと回答しています。

ラウゼル・ジョーンズは次のように述べています。「これらの懸念への対応としてデジタル・セキュリティがCIOにとって上位の課題となっており、回答者の35%が既に何らかのデジタル・セキュリティに投資し、それを展開しており、36%が何らかの形でデジタル・セキュリティを実装する計画段階にあると回答しています。加えて、自社にAIを導入するCIOの数も、ますます増えています。初期の導入において、AIは主にカスタマー・エクスペリエンスの向上や不正対策に使われています」

本サーベイにおいて、実装する上で最も問題のあるテクノロジとしてCIOがトップに挙げたのはAIで、続けてデジタル・セキュリティ、モノのインターネット (IoT) が挙げられています。これらのテクノロジ、とりわけAIには、新しいスキルが必要であるにもかかわらず、その確保は困難であり、そこが一番の悩みの種である、と回答者は口をそろえて言及しています。

2018年におけるCIOの最優先事項は「成長」であると、26%のCIOが回答しています。デジタル化した製品およびサービスの利用によって、新たな形の収益、ビジネス・バリュー、また顧客および市民とのエンゲージメントが促進されることが期待されています。CIOにとっての課題は、これらをどのように成長させて多角化と規模の経済を実現するかという点です。

ラウゼル・ジョーンズは次のように述べています。「CIOは、デジタルの実験段階からデジタルの拡大段階へ移行する途上にあります。ただし、初期のデジタル実験およびパイロット段階にあるCIOと、デジタルの拡大を実現したCIOとの間には壁が存在します。この壁として最も大きな障害物は、おそらく企業文化です。CIOは現在の企業文化に基づく行動を把握し、将来に対するビジョンを明らかにする必要があります。これによって、現在の企業文化の強みを認識するとともに、文化面における変化を抜本的に行うのではなく、『組織の次のステージ』へ進むことと位置付けて徐々に行うようにする必要があります。その際、従業員のこれまでの貢献に敬意を表し、今後の変化に向けて共に進んでいくことを促さなければなりません」

役割を定義する ―― ITの先に注意を集中

本サーベイでは先進企業のCIOの84%が、従来のITの範囲外に当たる事業領域の責任を担っていると回答しました。最も一般的な領域は、イノベーション (革新) とトランスフォーメーション (変革) です。成功基準に関する質問に対して、これらのトップCIOは既に理想的な配分に近づいており、ITのデリバリではなくビジネスの成果におけるパフォーマンス評価にいっそう大きく重点を置いていると回答しています。これらトップCIOの回答に基づく評価の理想的なバランスは、売り上げの向上や利幅、経営戦略への影響といったビジネスの成果に関連する基準が56%、ITのデリバリに関連する基準が44%です。

本サーベイでは、CIOがビジネス・エグゼクティブとしての職務に費やす時間が3年前に比べて増えていることが明らかになっています。実際に、先進企業に属するCIOは、ビジネス・エグゼクティブとしての職務に、他のCIOよりも最長で毎月4日多くの時間を費やしています。デジタル・ビジネスの成熟度が高い企業ほど、CIOがCEO直属である確率が高くなっています。

前回のサーベイから変わった点として、前回は投資レベルを質問したのに対し、今回のサーベイでは最大の差別化テクノロジを挙げてもらいました。その結果、依然としてビジネス・インテリジェンスとアナリティクスがトップにランクされ、先進企業は最も高い確率でこれらのテクノロジを戦略的と考えていることが分かりました。

ラウゼル・ジョーンズは次のように述べています。「これは、最大の差別化テクノロジとして挙げられたテクノロジに対してCIOがより深く関与していく機会であることを表しています。データと、そこから得られる洞察は、デジタル製品とサービスの創造、デリバリ、ライフサイクルを促進します。ユーザーとのやりとりにおいて、情報の流れはすべての関係者にとって優れたエンゲージメントと価値の創出につながります。アナリティクスはCIOおよびIT部門と社内のさまざまな部分とを広範囲に結び付け、新たな関係を醸成することができます」

新しい役割の導入

CIOの79%がデジタル・ビジネスによってIT部門の「変化への準備態勢」が高まっていると回答しており、これは今がIT部門に変化を取り入れる良いタイミングであることを示唆しています。そして、これによってCIOの新たな職務への移行も、より容易になります。

CIOの新たな職務でまずすべきことは、デジタル・エコシステムのサポートを通じて、自社のデジタル・ビジネスの拡大に必要な人材をそろえることです。これは、適切なデジタル・チームを編成するために新たな人材を雇い入れることを意味します。デジタル・チームを別に設けることを好むCIOがいる一方で、デジタル化をIT部門および全社の日常業務の一環として進めたいと考えているCIOもいます。ただし、先進企業の71%では、デジタル化の活動の拡大をこれまでとは別のデジタル・チームが支援しています。これらのデジタル・チームの最も一般的な構造はCIO直属ですが、先進企業とそれ以外の企業との最大の違いは、CEOへの報告関係にあります。

ラウゼル・ジョーンズは次のように述べています。「デジタル化がもたらす効果は非常に大きく、CIOの職務やIT部門自体に与えるインパクトを過小評価することはできません。この新しい世界において、CIOの成功は何を構築するのかではなく、どのサービスを統合するかが基準になります。IT部門は作り手から買い手へと移行し、CIOはこれらのサービスを調整するプロの『編曲家』となるでしょう。本サーベイの結果で重要な点は、これが今まさに現実として起こっているということです。CIOはデジタル・ビジネスを拡大し、自らの職務も変えなければなりません」

ガートナー・サービスをご利用のお客様は、ガートナー・レポート「The 2018 CIO Agenda: Mastering the New Job of the CIO」で詳細をご覧いただけます。

『Gartner Symposium/ITxpo』について

『Gartner Symposium/ITxpo』は、CIOが次世代のITを主導してビジネスの成果を獲得することを支援するツールおよび戦略とCIOのグローバル・コミュニティとを結び付ける、世界で最も重要なCIOおよび上級ITリーダー向けのイベントです。世界中で2万3,000人を超えるCIO、上級ビジネス・リーダー、上級ITリーダーが、それぞれのITイニシアティブを自社の成功にとって重要な貢献要因および促進要因とするために、必要な知見を求めて一堂に会します。これらのイベントのニュースと最新情報は、Twitterでご覧いただけます (#GartnerSYM)。

今後の『Gartner Symposium/ITxpo 2017』の開催場所、日時は以下のとおりです。
10月23〜26日:ブラジル、サンパウロ
10月30日〜11月2日:豪州、ゴールドコースト
10月31日〜11月2日:日本、東京
11月5〜9日:スペイン、バルセロナ
11月13〜16日:インド、ゴア

10月31日から11月2日にかけて東京 (グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール) で開催される『Gartner Symposium/ITxpo 2017』では、ガートナーの国内外のアナリストやコンサルタントが、デジタル・ビジネスとデジタル・テクノロジについて、さらにはIT全般に関する従来の観点についても、幅広い提言を行います。

『Gartner Symposium/ITxpo 2017』の詳細については、下記のWebサイトをご覧ください。
http://gartner.co.jp/symposium/

本ニュースリリースは、新聞、雑誌、テレビ等マスメディアの方々に向けて提供させて頂いているものです。掲載内容に関しましては、弊社のサービスをご契約頂いているお客様に限りお問い合わせを受け付けております。ご契約を頂いていないお客様のお問い合わせについては、お答えできかねますので予めご了承下さい。なお、弊社サービスにご興味のある方は、弊社営業部までご連絡下さい。


gartner.com
TOP OF PAGE
Copyright